原発性肝がんと比べると、転移性肝がんにかかっている患者さんは多いようです。
肝臓は、体のあちこちをめぐった血液が通る部分でもあるので、他臓器のがんが転移しやすいのだとされています。
肝臓には、肝動脈と肝静脈があり、他にも胃や腸などから栄養分を運んでくる血管「門脈」という血管もあります。
肝動脈と門脈に流れ込んでくる血液は1分間に約1リットルで、心臓から全身へ送り出されている血液の4分の1にもなるのです。
そのため、他臓器にあるがん細胞が、血液によって運ばれてくる可能性があり、転移性肝がんが起こりやすいと考えられています。
転移性肝がんは、他臓器からのがん細胞でもあるため、もともとのがんの性質を併せ持っています。
また、「形がいびつ」「数が多い」などの特徴があります。
治療については、元々のがん治療を進めていれば、転移性肝がんにも効果が期待できます。
抗がん剤の進歩によっても、今までは切除できない状態だった転移性肝がんであっても、がんを小さくしてから切除することができる場合もあります。